ロシア生活ーРусская жизньー

海外旅行の体験やロシアのニュースなどをシェアしていきます。

【国際恋愛】 現地でロシア人と付き合ってみて

*はじめに

はじめに軽く筆者の自己紹介をしょうと思う。

筆者は大学三年の時に中央アジアを旅行し、ロシア語やその文化に対して興味を抱く。

その後カリーニングラードというロシアの飛び地でサマースクール、

約一年間の語学留学を経て、今年の夏に現地の大学院に入学して今に至る。

 

 ↓カリーニングラードについての記事はこちら!

kazukirussia.hatenablog.com

 

 

今回のブログではロシア人の性格と今の彼女との馴れ初め、

また付き合っていて大変だと思うことや、驚いたことなどを共有していきたいと思う。

 

*ロシア人女性の性格について

 

まずロシア人女性と聞いて最初に思い浮かべるのは、

「気の強さ」「女性の社会活躍」など「強い女性像」を思い浮かべる

人が多いのではないだろうか?

 

確かに、自立志向の強い女性が多いことは確かで、

ロシア人女性は出産後も普通に働くし、結婚後に主婦として働く人は稀だ。

有名ロシア人YouTuberのアシアさんもこのことを紹介している。

(彼女たちによればロシアでは約2パーセントしか主婦がいないみたい。)

 

↓詳しくはアシアさんの動画を参照してください。


将来主婦になりたい?ロシア人2人が討論!

 

ロシアに主婦が少ないのには経済的な理由が大きい。

私が今生活しているカリーニングラードでのロシア人の平均月収は

日本円にして約4万円で、これから家賃や生活費を差し引くと手元には何も残らない。

例えば、カリーニングラードの中心部に住むとすると約2万から3万円はかかるし、

食費に関しては日本の食料品の値段とそこまで大きな差は無いので、

正直生活が厳しい人がかなり多いのが現状。

 

↓ロシアのスーパーについての記事はこちら!

kazukirussia.hatenablog.com

 

日本人の平均年収が441万円で、これを月収に直すと月に36万円程度。

もちろん日本の方が家賃や光熱費が高いが、食費や外食費などは同水準。

なので、ロシア人の生活は相対的に厳しく、頻繁に外食はできない。

一方で、ロシア人は家族との時間を大事にする人が多いので、

特に外食する必要性がないのかもしれない。

 

筆者の彼女のお母さんに誕生日パーティーに呼ばれた際、

珍しくお店を予約して色々な料理を食べていると、

「悪くはないわね。お母さんの作る○○みたい。」という台詞を

口癖のように言っていたのが思い出される。。。

 

しかし、「自立志向の強いこと」と「気の強さ」は別物で、

ロシア人は基本的にめちゃくちゃ優しい。

確かに、見知らぬ人に対して笑顔を見せることは少ないが

基本的に困っている人がいれば助けてくれる。

また、一度仲良くなればまるで竹馬の友のように親密になれる。

しかし一方で、一度怒らせるとブレーキが利かない。

怒ることは少ないが、怒らせると後悔することになるかもしれない笑。

 

また、ロシア人は直接的に物事を言う人が多く、

日本に居る時の感覚で間接的な言い回しをすると

理解して貰えないし、むしろ変に思われてしまう。

逆を言えば、何でもいいからとにかく主張することが

ロシア人と仲良くする秘訣だったりする。

f:id:kazukirussia:20200509164153j:plain

一緒に料理を作ることが多いです。写真はシャウルマ作りの時の写真。

 

*彼女との馴れ初め

 

彼女との馴れ初めは前の彼女と別れて傷心中の所、

ちょっとした興味で始めた"tinder"というマッチングアプリがきっかけだった。

このアプリでは近くにいる人を中心にアプリ利用者のプロフィールを表示し、

自分がその人に興味をもったらハートを送る。

ハートを送った人が自分に対してハートを送り返してくれるとマッチング完了となる。

 

彼女とはアプリを始めてすぐにマッチングし、「今何している所?」と質問すると、

「今すぐに一緒に散歩してくれる人を探しているの。」という返信が届く。

返信を受け取って嬉しい気持ちがある反面、あまりに早い散歩のお誘いに、

「申し訳ないけど、今日は無理そう。」と返信した。

そして、彼女の「わかった。また今度ね。」という会話でその日は終了。

継続的に連絡を取り合っていた私たちはその後改めて会うことになった。

 

散歩当日。時間はもう夜の8時くらいだった。

当日はあいにくの強風だったが、約束通り湖のあたりを散歩することに。

正直、筆者はそこまで女性経験が豊富ではないので、

とにかく「会話する」ことに焦点を置いて、

相手の会話にも拙いロシア語で答えていった。

幸いなことに、彼女は温厚で優しい性格だったので、

たまに空回りして意味不明なことを言い出す私に対しても終始笑顔で会話してくれた。

 

その後は私たちは翌日、翌々日と毎日のようにデートを重ね、

おそらく初めて会ってから一週間後の金曜日ではなかったかと記憶しているが、

2人で地元のバーに行ってホットワインとビールを飲みながら会話をし、

その帰り道で私から彼女に告白した。

 

筆者:「今、彼氏はいる?」

彼女:「ううん。今はいない。」

筆者:(よしっ!これは千載一遇のチャンスだ!)

筆者:「なら、僕があなたの彼氏になってもいいですか?」

彼女:「その可能性はあるね。」

筆者:「それはつまりok ってこと?」

彼女:「つまりそういうこと。」

 

という感じで最後はちょっと曖昧な感じだったが、

こうして私たちは晴れて恋人同士になった。

正直、あまり慣れていないのではたから見たらあまり良い告白では無かった

かもしれないが、彼女が承諾してくれたので筆者は心底喜んだ笑。

 

*実際に付き合ってみて感じること

 

実際に付き合ってみるとやはり「文化の違い」を感じることが多い。

具体的な例を挙げると、男性がデート代を奢るのは当然だと思っていたり、

記念日や祝日には男性は花や贈り物を女性にするべきだと思っていることだろうか。

 

デート代に関して、払うことに対して不満は無いのだが、

彼女が何も感謝の言葉を言わないことに気付いた筆者は質問してみた。

「ロシア人女性は奢ってくれたことに対して何も言わないの?」と。

すると彼女は「もし払いたくないならそう言って。」と少し怒り気味。

私は何もお金を出すことが嫌な訳では無く、お金を出したことに対しての

感謝の気持ちや言葉が無いことに疑問を感じてそう質問したのだが。。。

 

彼女いわく、「ロシアでは彼氏ではなくても、例えばクラスメートの女の子に

対しても御馳走するし、それが当たり前なの。」と言う

その後私たち二人はこのテーマについて2時間くらい話し合った。

わかったのは彼女には悪気は無く、単純にそういった文化がロシアには無いらしい

そういった"文化"が無いことに驚いたが、正直そういったことに対してこそ

感謝の言葉なり態度を見せて欲しいと思うのは私の了見が狭いからだろうか。

今ではお互いに誤解の無い状態ででデート代に関しては払うことが出来ているので、

勇気を出してこのことについて相談できて良かったなと思う笑。

 

贈り物に関してはロシア人女性は特に重要視をしていて、

特に誕生日や女性の日(3月8日)には花束を贈るのは半ば"義務"のようになっている。

日本人である私は女性に対して花束を贈った経験が無いので、

正直花束を買って、それを彼女に贈るという行為が恥ずかしかったり

するのだが、、、彼女のために記念日には花束を買うようにしている。

 

以上のように"文化や感覚の違い"を感じることも少なくないが、

反対に意外な所で気があったりすることもある。

 

例えば、ロシア人は基本的に穏やかで空気を読む性格なので、

自分が何かに集中したい時にはそっとしておいてくれるし、

話し合う時には本当に親身になって話を聞いてくれる。

 

また、ロシア人は日本のことに興味がある人が多く、

私の彼女の場合も日本の映画やアニメなどに興味があり、

2人でアニメや映画を鑑賞したり、それについて議論や討論をすることも少なくない。

 

このように、二人で生活していると、

文化の違いに驚くこともあるが、

その"違い"があるからこそ二人の間で色々と話が出来たりする。

また、二人で共通の話題について話し合うことも出来る。

(日本のサブカルチャーに関しては大半のロシア人が興味を持っている。)

f:id:kazukirussia:20200509163748j:plain

 

 

*まとめ

いかがでしたでしょうか。ロシア人女性の特徴と付き合った際に

筆者が感じたこと、思ったことをほんの少しだけですが共有できたらなと思います。

今後もロシアで生活していて感じることや発見したことなどを

このブログで発信していけたらと思います。

 

 ↓留学経験についての記事はこちら!

kazukirussia.hatenablog.com

 

 

次回のブログに続く。

 

ブログ村に参加しています。

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村