【ロシアの日常生活】ロシアのスーパーマーケット
*まえがき
ここ最近の外出制限で外出をしようにもなかなか出来ない中、
一番の楽しみは食料品の買い出しと散歩である。
今回のブログでは中々インターネットに情報が無いであろう
「ロシアのスーパーマーケットの実情」について迫っていこうと思う。
*各売り場の紹介
(1)パン、焼き菓子売り場
写真からは見えないがスーパーの各店舗には手作りのパンや焼き菓子などが立ち並ぶ。
正直、ヨーロッパのチェコやスペインに行った筆者からすると味は中の上くらいか。
食パンの色は白、黒、ミックスと多く、またパンの種類自体も多い。
筆者がよく買うのが黒パンで値段も1袋100円未満と安く、腹持ちが良い。
保存も良く効くので安くご飯を済ませたい貧乏旅行者にもおすすめ。
(ちなみに筆者もロシア・東欧をバックパッカー旅行する時には重宝させられます)
全粒粉の黒パン
惣菜パンの値段は40円から100円前後で、筆者はよく一枚50円くらいのピザをおやつとして買います。他にチーズとハムが入った層状のパン"スロイカ"もおすすめ。
(2)野菜・果物売り場
ロシアのスーパーマーケットにある野菜は種類が少ない。
(もちろん、モスクワやサンクトペテルブルグに行けばこの限りではない)
例えば、玉ネギ、人参、ジャガイモにビーツなどの根菜は年中通して販売されるが、
一方で葉物野菜は季節によってまちまちだ。
ホウレンソウや小松菜などは基本的に無いし、レタスや細ネギは高い。
(レタスは1玉200円で、細ネギは短いやつ三本くらいで50円とか)
果物も種類も基本的には少ない。バナナやパイナップルなどの
輸入品は日本と同じくらいの値段で、林檎やオレンジは比較的安いが、
日本のものと比べるとあまり美味しくない。
(というより種が多く、甘みが少ないものが多い。)
基本的にはキログラム単位の量り売りで、自分たちで測量する。
(3)魚売り場
大きいスーパーマーケットの魚売り場には大抵置いてある生け簀。しかし、日本で一般的に食される魚の種類と違いすぎて買うのが恐ろしい。また、ショーケースには冷凍された魚が並んでいるのだが、いつからそこに置いてあるのかもわからないような代物。正直、全く食欲もわかないし、結構値も張るのでまず立ち寄ることは無い。ちなみにロシアのイクラは高級品で1瓶あたり3000円程度もする。もちろん、もっと安い偽物イクラもあるが、食べれたものじゃないのでおすすめはしませんw。
(4)チーズ・ハム売り場
ハムとチーズは種類が豊富で輸入品のものや国産品のものもある。
基本的には経済制裁の影響で輸入品には高関税がかけられているので割高。
しかし、それでも日本で買うよりは安いので、イタリアやフランスの高品質な
チーズやハムを肴にワインを飲むのも楽しい。
チーズは量り売りのものもあれば、パッキングされているものもある。
ハムは意外と国産品のものも美味しいので、安いやつでも問題が無いと思う。
(5)乳製品とお菓子のコーナー
乳製品は種類が豊富で特に"スメタナ"といわれるサワークリームや
"ケフィル"という酸味の強い微炭酸の飲むヨーグルトなどが特徴的だ。
他に牛乳やヨーグルトも種類が多く、味も日本のものより美味しい。
もしかしたら他のヨーロッパ諸国の乳製品よりも美味しいかもしれない。
ちなみに、値段は日本と同じくらいの水準。
基本的にスーパーのケーキはおすすめできないが、
たまに"メダヴィック"というはちみつケーキは買うことがある。
はちみつと生クリームのが調和していて結構イける。
もし、訪れた街にケーキ屋さんが無いようなら
普通のスーパーでこのケーキの購入することをお勧めする。
はちみつはまた種類が多く、味も全く異なるので迷うw。
画像にもあるように日本で一般的に売られているような
半透明のはちみつはほぼ無くて、濃い黄色やオレンジ色のはちみつが多い。
また、果物や花で着色したはちみつもあり目で楽しく、また食べて美味しい。
お土産としてカラフルなロシアはちみつを買うのもアリかもしれない。
チョコレートはアリョーンカだけじゃなく、アルペンゴールドやミルカが人気。
食べてみると確かに美味しいが、高いのでセールを狙って買うのが常だ。
(こういう所で貧乏性が出てしまう。。。)
(6)アルコール売り場
ロシアはイメージ通りのウォッカ大国だと思いきや意外と人気が無いみたい。
特に若い人はワインやシードルなどの比較的にアルコール度数が低めのものを
飲むことが多いし、むしろ全く飲まない人も多い。
とはいえ、道を歩けばまだまだ多くのビール屋やバーがある所を見ると、
文化的にはアルコールを飲む習慣は根強いみたい。
筆者は元々ビールが好きで、日本に居る時も頻繁に飲んでいたが、
ロシアに来てからさらに飲酒の頻度が増え、日本に一時帰国した際には
5キロも太って帰ってきた。。。
ロシアのアルコールは安価で、美味しい。日本と比較すると3分の1くらいか。
スーパーのアルコール売り場にも安いワインやビールを筆頭に様々なアルコール
類が立ち並ぶ。ロシアに来る際には飲みすぎに気をつけたい。
*まとめ
いかがでしたでしょうか。ロシアのスーパーの大まかな概要と売られている商品
の特徴について何となく把握できたのではないかと思います。
何だかよくわからないけど会計の時に怒られたり、邪魔だと言われたりする
ロシアのスーパーや飲食店ですが、慣れてしまえば楽しさすら感じてしまいます。
今度のブログではレストランやバーの特徴、またそれらの場所での体験記など
を書いていこうと思っています。
次回のブログに続く。
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