ロシアから帰国して4か月ほどバイトしてみた結果
コロナ禍でロシアを脱出してから早4か月
五月に帰国してから自宅隔離期間を経て、
6月から地元のスーパーと某大手デパートの八百屋で
荷下ろしの仕事を始めました。
久しぶりにアルバイトをやってみて感じたのは、
「時給制の仕事はモチベが上がらない」、
「効率的に仕事をするよりも、ダラダラ仕事をするほうが稼げるのがおかしい」
といったような事でした。
例えば、荷下ろしの仕事をしていた時にこんなことがありました。
定時より30分ぐらい早く仕事が終わり、
「何か他の仕事がないか」と部門のチーフに聞くと、
「まだ定時まで時間があるから何となくゴミ集めとか掃除をしておいて」
といった返答。
別にその分のお金は貰えるのでいいのですが、
これでは時間ぎりぎりまで仕事をしていた方が
マネージャーに与える印象も良いし、
そんな風に仕事をしていてお金を貰う自分が嫌でした。
確かに能力に関係なく皆平等に時給を貰えるのは
仕事仲間同士の連帯感にも繋がるし、一種の賃金保証の意味合いもあると思います。
しかし、これではいつまでも仕事できる人にだけ負担が重なり、
他大多数の人間がその分の楽をしていくといった構図が成立してしまい、
特に皆を牽引している優秀な人間だけが過剰な労働によって押しつぶされてしまう。
別に僕は時給制の仕事を撤廃して、完全歩合制の労働環境への移行を
提唱している訳ではありません。
でも、時給制のベースに歩合制の賃金制度を組み込んで、
モチベーションを上げられるような制度に変わっていった方がいいと思うのです。
まだまだロシアに帰国できる見通しも立たない状況が続く中での
ロシアでの野党党首の毒殺疑惑やベラルーシでの選挙結果の改ざん疑惑など、
旧ソ連圏の国々における政情不安が取り沙汰されていますが、
いつかロシアに戻れる日が来ることを信じて、
今は日々の仕事や勉学に励んでいこうと思います。
Kazu