ロシア生活ーРусская жизньー

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プーチンの前妻の生まれ故郷でのロックダウンの現状

皆さんこんにちは!

 

ロシア在住の大学院生兼ブロガーのkazuです。

 

以前のブログにも書いている通り、

私はロシアの飛び地であるカリーニングラード

外出規制を余儀なくされています。

 

↓ 参考までに過去の記事をどうぞ

kazukirussia.hatenablog.com

 

 

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街の中心にあるカリーニングラード大聖堂

この外出規制は日本の「外出自粛」とは異なり、

飲食店や商業施設の強制的な営業停止命令と

その他のスーパーやペットショップなどの営業時間の短縮など、

かなり規制の範囲と期間が厳しいものとなっています。

 

外出規制が始まったのは3月29日。

それ以前の段階から私が働いていた言語学校の営業も停止していました

また、学校に関しては15日の段階で全面休校に入りました。

 

外出規制後はカリーニングラード州内の街の間の移動も制限され、

この時から孤独なオンライン授業の毎日が始まりました。。。

 

外出規制下とはいえど食料品などは週に3日くらいのペースで買い出し。

 

最初の内は買い物することすらも控えていましたが、

「外出自粛疲れ」とでも言うのでしょうか。

日に二回の散歩と買い物が唯一の楽しみになりました。

("外出規制"が発令されてから約1か月後)

 

しかし、あまりに羽目を外しすぎて、

中央広場にある池で釣りをしている所を

警察に捕まり罰金15.000ルーブルを払った例もあるので、

あまり油断していると大変な目に合いそう。。。

(日本円で23.000円ほど)

 

自宅にばかりいて一番困るのは"運動不足"と"外食できないこと"でしょうか。

 

幸いなことに食料品は潤沢だし、買い物規制はないので自炊はできますが、

毎日毎食自炊ばかりしていると流石に飽きてくるし、やはり人との関わりが欲しい。

 

たまにオンライン授業やテレビ通話などをしてコミュニケーションは取りますが、

やはり私は「現実に対面でコミュニケーションを取りたい」という欲求が先行します。

 

また、こういう時に改めて感じるのは、日本人の外食依存でしょうか。

 

私は埼玉生まれの埼玉育ちで、高校と大学は東京にあったので、

都会で気軽に入れて、そこそこお腹を満たせる某〇屋とか吉〇屋などに

日々の活力を貰っていたタイプの学生だったので、

こういった状況になるとやはり自分は都会っ子で、

自炊などを母親に頼っていたんだなぁと反省。

 

そして、こんな状況がいつまで続くのだろうかと考えていた所にまさか朗報が!

 

なんと、29日から州内の移動が許可証無しで可能に!

これでようやく友人や彼女とも会える。。。

 

しかし、相変わらずロシア政府は国際便の停止と

国内便とモスクワ経由便に乗車した人たちに対する2週間の隔離など、

相変わらずのロシアの強硬姿勢。。。

 

日本に帰れる日はいつくるのか。。。

 

「臨時帰国便に関する希望者アンケート」

なるものに回答してみるも、あくまで"希望調査"なので、

すぐに帰国便が準備されるのかは不透明。

 

先月の28日に準備された帰国便も

その前日の27日に急遽予定されたもので、

 

私を含め多くの留学生は搭乗に間に合いませんでした。

 

不可解なのはこんなに厳しく取り締まっているのに

感染者数はロシア全土で日に6000人前後増え続けている点。

やはりロシアは広大すぎて取り締まりきれないのか笑

 

この事実に対する一つの説明としては、

「ロシア人の危機管理意識の甘さ」が根底にある気がします。

 

ロックダウン後の29日以降、

ロシア人のインスタグラムの投稿を見てみると

その8割前後がバーベキューや海、ハイキングなどの投稿。

 

カリーニングラードにある主要なビーチに向かう幹線道路は

大渋滞で本来1時間で着く所が3時間もかかったらしいです。

(ロシア人の友達から聞いた話。)

 

そんな現状があったからか、

州内の移動が禁止された訳ですが、

最近は道に出て散歩したり、子供を遊ばせている光景が増えた気がします。

基本的にロシア人は我慢することが苦手みたいです。

(まあ、自分も外を出歩いているので人のことは言えませんが)

 

ともあれ、ロシアはこういった現状なので、

早く日本に帰国できることを切に願います。

 

ただし、日本の、特に東京が安全だとは言い切れないのも事実。

看護師である私の母の話しによると、コロナ患者らしき人が居て、

そのことを保健所に報告しても「とりあえず濃密な接触は避けて」の一点張り。

もちろん検査はしないのでコロナ感染者には未カウント。

 

もうね、確実に報告されている人数の10倍前後はいると想定します。

(ただし、日本にいないので現状は正確には把握していません)

 

また、志村けんさん、岡江久美子さんなどの有名人の急逝のニュースも見ました。

他にも野球選手や芸能人など数多くの方が罹患されているようです。

東京で日に100人前後しか感染者が報告されていない状況で、

奇跡的に有名人ばかりが感染するなんてことがあり得るでしょうか?

 

ロシアの感染者数は4/26日現時点で74.588人で世界10位の感染者数になりました。

 

もちろん、ロシアの現状は最悪だと思いますが、

日本の現状も同じく最悪だと想定しています。

 

こんな状況下でも毎日規則正しく生活をして、

適度な運動と日光浴をすることが過度に自粛して

体力を落とすよりもより良い予防策であり、

ストレス対策にもなると思います。

 

世界中が早く元の状態に戻ることを祈ります。

 

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kazu